赤紫蘇ジュースシロップのつくりかた

cooking

初夏の風物詩、赤紫蘇

NHK「猫のしっぽ、カエルの手」でおなじみ、ベニシアさんが住んでいる京都、大原。

番組では大原の夏の風物詩として、一面の赤紫蘇畑が映し出されていました。そしてベニシアさんが赤紫蘇でシロップをつくり、ゼリーをつくっていたのです。

赤紫蘇ジュースは日本的で、お母さんやおばあちゃんが作っていた…みたいなイメージがあります。番組を見て懐かしい気持ちにもなる。

けど、自分で作るとなると話が違う。スーパーで売ってるのかもしれないけど、「よし買おう!」と気合を入れることもなかった。見つけられてなかった。当然自家栽培するほどの庭もない…

人が作ってるのを見てほんのり郷愁を感じるだけで終わるかと思いきや。

急に赤紫蘇が来たので

野菜宅配で赤紫蘇がどっさり届いたのです!(冷蔵庫保管してたので少ししんなりしてます)しかもシロップのレシピつきで。

わたしは地元の無農薬、有機野菜の農家さんから隔週で野菜を届けてもらっています。何が届くかは季節によって変わり、びっくり箱みたいで楽しいのです。

今回はまさかの赤紫蘇!初夏の楽しみを届けてもらえました。ありがたく赤紫蘇シロップを作らせていただきます。

赤紫蘇ジュースシロップのつくりかた

材料

  • 赤紫蘇 400~500g
  • 砂糖 300~600g
  • 水 2L
  • (リンゴ酢や穀物酢) 200ml

紫蘇の量は計っていません。アバウトでも問題ないでしょう、紫蘇の風味の濃さが多少変わるくらいだと思うので。上の画像くらい、6 束くらい?でつくります。

砂糖の量は多ければ多いほど日持ちします。水1Lあたり250gは欲しいとも。少ないと薄味になるので、結局使う量が増えます。…と言いながら、今回は甜菜糖200gとオリゴ糖100gというかなり控えめ。やはり増やせばよかった。

酢の種類はお好みですが、やはりフルーツ系ビネガーが相性よいです。わたしはリンゴ酢を。

赤紫蘇の葉をむしる

葉の部分を使うので、茎からむしります。

太くて固い茎が入らなければいいので雑でも大丈夫。どうせあとでこします。

さすが無農薬の畑で育った紫蘇だけあって、小さい虫がついていました。ここで虫やゴミを取り除いたりするといいですね。

赤紫蘇を煮る

沸騰したお湯で5分〜10分くらい煮ます。紫蘇の赤い色が抜けて緑色になります。おもしろい〜

赤紫蘇をこす

ボウルや鍋、ザルまたはこし布を使ってこしていきます。葉に残った水分ももったいないのでギュッと押し付けて絞り出します。

ふたたび鍋に戻しますが、今回は紫蘇に細かいゴミが残っていたのでキッチンペーパーでさらにこして戻しました。

見えにくいですが、画像のペーパーには点々とゴミ?がついています。ここでは手を抜きたくないですね、澄んだシロップが飲みたいですから。

砂糖と酢を入れる

こした紫蘇水?をまた煮立てて、砂糖と酢を入れます。

酢を入れると色素が反応してあざやかな赤紫になります。酢っぽさが気になるときはもう少し煮立てると角が取れてまろやかになります。

完成

常温で冷ましたら完成です!煮沸消毒した瓶などに保存します。日付を書いたラベルも貼りました。

冷たい水や炭酸水で割っていただきます。お酒でもいい。かき氷にかけたり、ゼリーにしたり、もっと酸味をきかせて塩を混ぜたらドレッシングにもできそう(やってないけど)。

今回は甘みのおだやかな甜菜糖とオリゴ糖を少なめに使ったので、薄めのシロップになりました。次回つくるときは砂糖は多めにします。

保存は冷蔵庫が無難です、直射日光と高温は避けましょう。冷蔵庫に入れることを考えたら、容器は背の高いものよりもずんぐりしたもののほうがいいかもしれません。牛乳パックや瓶を入れる場所はすぐ埋まりますからね。

保存容器の種類と殺菌方法

ガラス製容器をおすすめ

保存容器はガラスの密閉瓶がベスト。熱、酸、アルコールに強く、傷も付きにくい。

プラスチックは種類があって、それにより向き不向きがあります。ポリプロピレンが向いてるかな、と思いますが…個人的には石油由来のものに長期保存するのはあまり好きではありません。

消毒は煮沸かアルコール

紫蘇シロップに限らず、ジャムや保存食を入れる容器には消毒が必須。めんどくさいけど腐ってはたまらないので。

基本は煮沸消毒。大きい鍋に水と容器を入れ、沸騰させてから10分以上煮ます。いきなり沸騰したお湯に入れると温度変化で割れる可能性があるので注意。熱々のまま取り出し、粗熱をとります。残った水滴は蒸発します。

ただ、今回使った瓶のように背が高く物理的に煮沸できないことも。そんなときはアルコール消毒をします。

アルコール度数は35%〜80%のうち、高めが効果的です。ウォッカ、焼酎、アルコール消毒液など。これを容器に入れ、蓋をしてシャカシャカ振ります。終わったら蓋を開けて揮発させて終了です。

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これとかはアルコール77%と高濃度かつカテキン入りで殺菌能力高いようです。

紫蘇ジュースは夏バテに効果あり?

赤紫蘇は大葉とほぼ同じ成分だそうで、それなりに体に良さそうなのです。食欲増進、疲労回復、免疫力強化などが期待されるとか。

大葉との違いはアントシアニン色素があるかないか。赤紫蘇はアントシアニンのおかげで独特の赤色なんですね〜。

酢も入っているのでさらに健康効果はアップ。酢は脂肪を蓄えにくくしたり、細菌の繁殖を防いでくれます。もちろん疲労回復も。

糖でエネルギー補給!紫蘇と酢で元気!と、夏バテには効果がありそうです。

それに初夏にとれた赤紫蘇をいただくことが、からだにも馴染みよいのだろうな〜と思います。季節のものは植物も元気、栄養豊富でいいものです。

夏に赤紫蘇が手に入ったらぜひ紫蘇シロップをつくってみてくださいね〜。甘酸っぱい贈り物。パパはお酒、子どもはかき氷に大活躍です!

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