今回はパニールに挑戦します。
パニールはインドのチーズで、カッテージチーズの一種だそう。カレーなどインド料理に万能に使われます。しっかり水切りしてあり豆腐のような見た目です。ものすごく簡単でびっくりするのでぜひお目通しくださいませ。
ちなみにカッテージチーズとの違いはミルクと酸生成のしかた。カッテージは脱脂粉乳を使い乳酸発酵させます。パニールは有脂肪ミルクをレモン汁などの酸性でphを下げます。さらにリコッタチーズも似たつくりです。リコッタはホエーと酸性のものを使い、パニールより水分量が少し多め。
参考にしたのはこちらの書籍です。
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準備するもの、ざっとした作りかた
必要なもの
- 牛乳(脂肪あり) 1L
- レモン汁 大さじ3(45ml)
- ちょっと大きめの鍋
- ゴムベラ
- 目の細かいざる
- キッチンペーパー(さらし布)
牛乳…脂肪分が含まれる生乳100%、成分無調整牛乳を使います。熱するので低温殺菌牛乳でなくても可かなと。
レモン汁…クエン酸や酢でもつくれます。要はphを下げられればOK。レモン汁が風味がよいので使ってます。
作り方の手順
- 牛乳を熱する
- レモン汁を加える
- ホエーを抜く
- 完成
工程が非常に少なくお手軽です。
下準備
道具類を消毒しておきましょう。雑菌が残っているとチーズの出来にかかわってくる可能性があります。熱湯やアルコールで雑菌を排除します。お湯を沸かして道具にかけてから使うといいと思います。
パニールをつくる
牛乳を熱する
牛乳1Lを鍋にあけ、ゴムベラでかきまぜつつ中火で熱します。焦げや膜ができないように常にまぜましょう。
沸騰したらレモン汁をいれる
牛乳が沸騰したらレモン汁大さじ3を加えます。沸騰すると泡がボッコボコに立つので注意。鍋のサイズは余裕をもち、レモン汁はあらかじめ計って用意しておいたほうが無難です。
レモン汁を加えると透き通ったホエーとモロモロしたカードに分離するので、すぐ火を消します。加熱しすぎるとカード形成がうまくいかないようです。分離が足りないようならレモン汁を追加。
ホエーを抜く
ざるにこし布を置き、鍋の中身をあけてホエーを抜きます。しっかり分離しているのですぐに抜けますよ。
そこそこホエーが抜けたら、カードを布に包んだまま重しを乗せてさらに水分を抜いていきます。タッパーに薄い皿を置いて高さを出し、その上にカード、その上に水を入れた重めの皿を乗せています。しっかり水分が抜けるまで数時間。
かなり水分が抜けました。ダメ押しでキッチンペーパーを表面にぎゅっと押しつけて終了。
完成!
できあがりです!ちょっとほぐしてワックスペーパーで包みました。ワックスペーパーは耐水性もあるしくっつきにくくていいですね。
味はかなりあっさりさっぱりしていて、後味にレモンの風味が感じられます。さわやかなチーズといった感じ。サラダにトッピングしてもいいし、カレーやシチューに入れれば程よいコクが出そう。
意外と初心者向けなパニール!
インド風チーズなんていうと難易度高そうに思えますが、じつはとても簡単。特別な道具もいらず、手に入れやすい材料で、短い時間でできあがるお手軽チーズです。牛乳の吹きこぼれにだけ注意すればお子様でもできる、はじめてのチーズづくりにもぴったりだと思います。
レモン汁の酸味がさっぱりとして、癖も強くないのでいかにもなチーズが苦手な人にもいいのではないでしょうか。ザ・フレッシュチーズといった感じです。インド料理に限らずオールマイティーに使えそう。
毎日でもつくれちゃう簡単パニール、ぜひおためしください。
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